鍵と暮らし

鍵の色々なこと-空き巣の手口

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空き巣の解錠手口

防犯性の低い鍵を住居に使っていては、空き巣からの被害を防ぐことは非常に難しいことと言えるでしょう。
数十年前に広まったピッキングという行為の前では数分もせずに、静かに鍵を開けることができるということが判明しています。
もともとピッキングは鍵屋にとってはポピュラーな手段で、鍵の開錠依頼などで使う開錠方法の一つとされています。使用される道具はテンションと呼ばれるL字型をした器具と、ピックと呼ばれる器具を併用して行われます。ピックは金属製の様々な形状をした器具で、フックピック、ダイヤモンドピック、ボールピック、レールピック、ピックガンなど複数の種類のものを錠前の種類に合わせて使用されます。

サムターン回しという手口も、空き巣がよく使用する侵入方法として認知されています。
サムターンとはドアの内側についた鍵で、内側から鍵を開けるとき、指でつまんで回転させ使用します。サムターン回しとは、外側から郵便受けや扉のすき間を利用したり、扉を部分的に壊すなどしてこの内側についたサムターンを回して開錠する方法です。
サムターン回しを防ぐには、扉や扉回りの強化、サムターンにカバーをつける、サムターンなしの錠前を取り付けるなどが考えられます。